
■柔軟性への迷信をなくしたい:まっく体操クラブ 代表 向井忠義(4代目たいそうのおにいさん)
日本人は「柔軟信仰」が非常に強い傾向があります。
おそらくその原因は、日本における体育の生い立ちにあると思われます。
今でこそ日本にはあらゆるスポーツが取り入れられ行われていますが、
第二次世界大戦まではヨーロッパで行われている運動の方法や考え方が
主流でした。
このころのヨーロッパでの運動(体育)の主流は「体操」でした。
日本にもその体操が輸入され、学校での名称も今のように「体育」ではなく
「体操」という呼び方をしていました。
ところが、終戦後アメリカを中心にした諸外国から各種のスポーツが導入され
行われるようになって、「体操」という一種目の名称では通用しなくなり、
学校における運動の総称として名称を「体育」としました。
しかし、それまでの指導者は、体操を行っていた者がほとんどで、
カラダが一般人よりも柔らかく生徒にもそれを求め、生徒のほうもそれを
範として真似をしたことが「カラダが柔らかいことがいいことだ」とされてきた
原因ではないかと思いますが、カラダの柔らかさを必要とする運動種目は、
「体操競技」や「新体操」、「クラシックバレエ」など一部の種目だけです。
「カラダは柔軟な方がいい」という迷信は、今や不要であるばかりか、
無理な柔軟運動はかえって「害」になります。
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