>>158 まず、「油っこいものを食べると身体に脂肪がつく」という思い込みは捨てよう。
「脂肪を溜め込む」という現象は、「糖質」を摂取することによって急上昇してしまう
血糖値を下げるために分泌される「インスリン」のはたらきによって起こる。
対して、たんぱく質や脂質は血糖値をほとんど上げない(=インスリンが分泌されない)ので、
白飯やパン・麺類などの糖質を併食せずに焼肉だけを食べた場合はほとんど太らない。
さらに言及すれば、本来は夜にこそ肉類(良質なたんぱく質)を食べる必要がある。
確かに、一般的に夕食後に身体を動かすことはあまりないので、夕食で多くのエネルギーを
摂る必要は感じられないだろう。
実際、夕食時にエネルギー(糖質)をたくさん摂ることは避けたい。
しかし、その一方で栄養(たんぱく質・脂質)については、しっかり摂っておく必要がある。
特に子供の場合は睡眠中に成長するので、そのための材料となるたんぱく質・脂質を夕食時に
きちんと補給しておいてやらねばならないが、大人についても、昼間の運動や紫外線で傷ついた
身体組織の修復が睡眠中に行われるため、同様に、寝る前の最後の食事である夕食でしっかりと
栄養(=たんぱく質・脂質)を摂っておく必要がある。
これを怠ると、体内のアミノ酸が枯渇して材料不足で身体組織の修復が完全に行えず、
それが積み重なると徐々に身体が劣化し、老化が促進されてしまう。
また、「朝食〜昼食」および「昼食〜夕食」の間隔はそれぞれ数時間程度だが、「夕食」から
「翌日の朝食」までの間だけは十二時間ほども絶食状態になる。
「その間はほとんど寝ているだけ」とはいっても、前述のとおり、体内では翌日に向けた
身体の修復活動がさかんに行われているということを忘れないで欲しい。
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