
家康公もそうだったように、十分な数学的、科学的な証明を踏まえる
わけではないが、それでも人文的な領域において、数理的、科学的にも
高度な考察やその実践を試みて行くことこそが、文系か理系、どちらかばかりに
振り切れての考察やその実践よりも、人として最大級の功績を挙げることにつながる。
たとえば、数学上の結び目理論などは、一般相対性理論やその他の重力論、宇宙論などにも
援用される最高難易度の位相幾何学理論ではあるが、その数理構造と同様なことを
直観的にであれば、多くの漁師や船乗り、編物師などが実践して来たものだし、
そちらのほうが人間社会に多大なる貢献を太古の昔から果たして来たものでもある。
彼らが全員、数学の結び目理論まで十分に理解して、それによって自分たちのやっている
作業を説明できるのでなければ、もうそんな作業をするのは許さないなどとすれば、
人間社会は、この世から結び目理論が消失するよりも遥かに甚大な損害を被ることになるだろう。
洋学の文系か理系の手法に則っていないために、人文の領域で直観的に数理的、科学的に
高度な手法を凝らすことを許さないというのは、まさにそれと同様な暴挙なのであり、
故にこそ、低学歴でも叩き上げでのし上がる経営者などが多かった昔の日本よりも、
経営者がみんな学歴頼みと化している今の日本が低迷に見舞われたりもしているのだ。
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