うつ病になったことある人いる？ めいわすいさ～んのスレ
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うつ病は一時、「心の風邪」などと言われて、誰でもかかるが、休めば良くなる、こころの病と考えられてきました。 ところが、その後の研究ではうつ病はそんな単純なものではないことがわかってきました。
うつ病は、遺伝や幼少期の生活環境、疲労などと関連性が言われてきましたが、いまはヒトヘルペスウイルスとも関係することが
東京慈恵会医科大学の近藤一博先生らの研究で明らかになっています。
ヘルペスは比較的よくみられるウイルスで、人に感染するものは８種類あるといわれています。
単純ヘルペス１型、２型、水痘帯状疱疹、エプスタインバー、サイトメガロウイルス、ヒトヘルペスウイルス６型・７型・８型です。
このうちうつ病と関係するとされているのは６型です。
６型は７型と共に突発性発疹と呼ばれる賞に感染症を引き起こします。
ヘルペスウイルスはすべて、宿主細胞の中で不活化（休眠または潜伏）状態で留まるため、感染は生涯続くと考えられていますので、
６型も一度感染すると体内に潜んで、疲れやストレスがあると活性化しその数が増えるのです。
そして、疲労やストレスなどでヒトヘルペスウイルス６型が活性化されると、ウイルスの持つ「STH-1」と呼ばれる遺伝子が働いて
あるたんぱく質を産生します。
そのたんぱく質がうつ病を引き起こすと言うわけです。
実際、STH-1が働いているかどうかは血液検査でわかると言います。
「心の弱い人がかかる病気」といわれた、うつ病がウイルスによるものである可能性があるとは驚きです。
【政治家とうつ病】 ノルウェーのボンデビック元首相は、首相在任中の激務によってうつ病となった体験を隠すことなく自ら広く国民に伝え、
「国民の誰しもがうつ病になりうる」こと、そして、「うつ病をはじめとする精神疾患に関する誤解・偏見の除去」が
極めて重要な課題であることを率先して啓発しています。
2007年にボンデビック首相が英国議会を訪問した際に、自らのうつ病の体験を語り、議員自らが積極的にうつ病について語ることが、
啓発において重要だと述べました。
ボンデビック首相の英国議会における講演は、大きな反響を呼び、英国では「メンタルヘルスに関する超党派議員団」が結成され、
イギリス国会議員、および政策秘書等を対象とした精神保健に関する無記名調査が行われました。
その結果、
「精神保健問題を抱えた家族や友人がいる：97％」
「議会業務によって精神的不調を抱えた人々に遭遇したことがある：100％」
「自身が精神保健的問題を抱えたことがある：19％」
…という数値が報告され、精神的な健康は国会議員にとっても切実な問題であることが判明しました。
この調査は、英国の国会議員や議会関係者が精神疾患対策について強い関心を持つ重要な機会となったと言われています。
（回答者：下院議員94名・上院議員100名； Mental Health in Parliament: Report by the All－Party Parliamentary Group on Mental Health, 2008）
一国の首相が自身のうつ病を公表したのみならず、休職を経て再び首相に返り咲いたことにも驚かされます。 復職後は以前のように夜遅くまで働くことはせず、休みもきちんと取るようにしたそうですが、復職した際には国民も野党も拍手喝采で迎えたそうです
一方、わが国では、2009年に自民党の笹川総務会長（当時）が、
「今、学校の先生でも、うつ病で休業している先生たくさんいらっしゃるでしょ？ 国会議員の中には一人もいませんよ。そんな気が弱かったら務まりませんから」
…と発言して問題になり、これに対して日本うつ病学会が、
「国会議員の中にうつ病であることを公表している方はいないかもしれませんが、これ までに現職閣僚を含め、１２名の現職国会議員が自殺しています。
自殺者の約半数が直前にうつ病を有していたとの調査結果（自殺白書２００８）から考えると、うつ病は国会議員でもかかりうる疾患であり、職業に関わりなく、
また精神力の強さと関係なく、誰でもかかりうる疾患であると言わざるを得ません」
…と強く反論する事態となりました。
なお、ノルウェーでは、ボンデビック氏がうつ病を公表したお陰で「首相でもうつ病になるんだ」と、 国民の精神疾患への偏見が薄れたのに加えて、「早期に受診して治療すれば重症化せずに短期間で治り、
首相のような重職にも復帰できる」という認識が一気に広まりました。
そのため、かつては日本以上に自殺が多かった（高緯度で日照時間の少ない北欧諸国では、
紫外線不足でセロトニンが生成され難いため、元々うつ病や自殺が多い）にもかかわらず、
今では北欧で最も自殺が少ない国になっています。
現在の自殺率は日本の半分以下です。
まあ、>>53のとおり、「ヘルペスウイルス感染＋疲労・ストレス」によって誰でも発症し得る病気だし、 実は、その辺の雑魚（裁量権の無い平社員等）の方がストレスが大きくて、うつ病リスクが高いらしい。
●「社長が長生きする理由」 ― 自己裁量度と寿命の関係 ―
明確な分類によって職員のランクが決まっている英国の公務員を対象に、
職種が健康に及ぼす影響を調べている長期研究（ホワイトホール研究）によると、
４０～６４歳の年齢層において、階層の最下段にいる公務員は、トップにいる公務員と比べて
死亡率が実に４倍にも達することが明らかになった。
遺伝的な危険因子や、喫煙、過度の飲酒といった健康にリスクをもたらす行動を差し引いてもなお、
死亡率には２倍以上の開きがあった。
これは、ストレスの大きさが「仕事の裁量権」に左右されるためである。
公務員に限らずビジネスマンは、出世すればするほど自分の仕事をコントロールできるようになる。
仕事の裁量が増え、自由度が増すために、ストレスが減る傾向が見られる。
その結果、メタボになりにくいし、心の病にもかかりにくくなる。
これは海外の研究機関でも実証されている。
もちろん、役員になった途端にストレスフルな権力闘争に明け暮れて疲れてしまう人もいるだろうが、
総じてビジネスマンは、出世した方が健康でいられるといっていい。
出世して経済的に豊かになればプライベートでも自由度が上がり、やりたいことを我慢しなくてもよくなるので、 さらにストレスは減るだろう。
リーダー的立場にいる人たちは、しばしば「自分の仕事は責任が大きく、ストレスも非常に大きい」と語るし、
確かに、上級管理職のようなハードな仕事は、心臓病等による死亡リスクを若干上昇させることがわかっている。
しかし実際には、彼らよりも「裁量権の全く無い下っ端の仕事」に就いている人の方が、ストレスが大きく、
疾病リスクや死亡リスクも高くて、より危険であることが分かったのだ。
わが国においても、国のトップである首相は、多忙な日々や重責によるストレス・プレッシャー等にさらされ、
さぞかし寿命を縮めているだろう…と思いきや、首相経験者は、むしろ一般国民よりも余命が長くなる傾向がある。
人間にとって「裁量権・自己決定権が無い」ことによるストレスというのは想像以上に大きいようで、 ハーバード大学の社会心理学教授であるダニエル・ギルバートは次のように述べています。
「人間はコントロールへの情熱を持ってこの世に生まれ、持ったままこの世から去っていく。
生まれてから去るまでの間にコントロールする能力を失うと、惨めな気分になり、途方に暮れ、
絶望し、陰鬱になることがわかっている。死んでしまうことさえある」
そして、これを実証した次のような実験もあります。
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地域の老人ホームの入所者に観葉植物を配り、半数の入所者には、
「自分で植物の手入れと水やりを管理するように」と伝えた。
（＝コントロール能力を与えられた側＝「高コントロール群」）
そして、残り半数の入所者には、「職員が植物の世話をする」と伝えた。
（＝コントロール能力を奪われた側＝「低コントロール群」）
６ヶ月後、低コントロール群では３０％の入所者が死亡していたのに対して、
高コントロール群では死亡率は半分の１５％にとどまった。
さらに、追試研究によって、コントロール能力が老人ホーム入所者の福利にとって いかに重要であるかが再確認されたが、同時に予期せぬ不幸な結果も招いた。
学生を雇って、入所者を定期的に訪問させ、高コントロール群の入所者には、
訪問して欲しい日時を自分で決めさせた。
一方、低コントロール群の入所者には、日時を決める自由を与えなかった。
２ヶ月後、高コントロール群の入所者は、低コントロール群の入所者よりも幸福感が強く、
健康で、活動的で、薬の服用量が少なかった。
ところがこの研究が終了し、学生の訪問が終わった途端、
高コントロール群の入居者の死亡が極端に増えた。
研究者たちは愕然としたが、原因は明らかだった。
高コントロール群の入居者は、研究が終わった瞬間にコントロール能力を
取り上げられてしまったからだ。
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