>>4 「仕事で体を動かす人は逆に健康を損なう」運動が抱えるパラドックス
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/15907... 体を動かすことは健康に良いと言われており、健康的な生活習慣と言うと、
運動をイメージする人も多いと思います。
しかし、種類やタイミング、状況によっては、体を動かすことが
健康に悪いことが分かっています。
この現象は「身体活動パラドックス」と呼ばれていて、
具体的にどういったものなのかというと、
余暇時間に体を動かすことは健康面でメリットがある一方、
仕事中の身体活動は病気のリスクや寿命にマイナスの影響を
及ぼすという逆説的なものです。
体を動かすことが好きな人には信じがたい事実かもしれませんが、
体を動かすことが時に健康リスクになることを示した研究が多数存在します。
例えば、デンマークの国立労働環境研究センターに所属するホルターマン氏を
代表とする大規模研究では、10万人以上を対象に約10年間にわたり、
追跡調査を行った結果、余暇時間の運動量が多いと心血管疾患や死亡リスクを
減少させる一方で、仕事中に体をよく動かす人は、逆にリスクを増加させることが
分かりました。
この結果は、余暇時間に体を動かすことは健康メリットがある一方、
仕事中の身体活動は病気のリスクや寿命にマイナスの影響を及ぼす
という身体活動パラドックス現象を明確に表していて、
体を動かすのは余暇時間に限った方が良いことを示唆しています。
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