以前はTVの国会中継などを見て自分の事を議論しているなどと訴える人が多かったが、近
年はネットの普及に伴い掲示板などに自分の事が書かれているなどの訴えをする人が増え
てきているらしい。
身近にそういった人を見かけた場合、精神科の治療を受ける事を薦めるべきである。
早急な発見、治療が大切である。
妄想の行動化(妄想に反応して行動を起こす)といった現象が起こる場合、早急な対処が
必要となってくる。
妄想 状況から見て間違っているのに、自分では訂正できない強い思い込みのこと。
周囲の人が自分をばかにしたり、いじめていると思い込む「被害妄想」、
テレビで放映されたりネットに書かれていることを自分のことだと思い込む
「関係妄想」、自分には特別なパワーが備わっていると信じ込む「誇大妄想」
など、内容は人によってさまざまだ。
妄想とは、明らかに誤った内容であるのに信じてしまい、周りが訂正しようとしても受
け入れられない考えのことです。
「街ですれ違う人に紛れている敵が自分を襲おうとしている」(迫害妄想)
「近所の人の咳払いは自分への警告だ」(関係妄想)
「道路を歩くと皆がチラチラと自分を見る」(注察妄想)
「警察が自分を尾行している」(追跡妄想)
などの内容が代表的で、これらを総称して被害妄想と呼びます。
時に「自分には世界を動かす力がある」といった誇大妄想を認める場合もあります。
妄想に近い症状として、
「考えていることが声となって聞こえてくる」(考想化声)
「自分の意思に反して誰かに考えや体を操られてしまう」(作為体験)
「自分の考えが世界中に知れわたっている」(考想伝播)
のように、自分の考えや行動に関するものがあります。思考や行動について、自分が行
っているという感覚が損なわれてしまうことが、こうした症状の背景にあると考えられ
ることから、自我障害と総称します。
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