>>70 >ヘビースモーカーで長生きする人もいるし
仮に煙草を吸わなければもっと長生きできたかもしれない。
また、喫煙の有無だけで寿命が決まるわけではなく、遺伝的要因や環境要因なども
複雑に絡んでくるので、中には喫煙している割には長生きする人がいても不思議
ではない。
そして、その人たちの寿命を平均寿命と比べて「長い」「短い」と論ずるのは
妥当ではない。
厳密には一卵性双生児を使って喫煙の有無以外の条件を全て同じにした対照実験を
行わなければ結論が出せないが、これを行うのは事実上不可能である。
喫煙者でありながら長生きした人は印象に残りやすいが、それよりも圧倒的に多いと
思われる若くして喫煙が原因と思われる疾患で苦しんで死んでいった人たちのことは、
「死人に口なし」で顧みられず忘れ去られてしまうのだろう。
>逆にタバコを吸う人が減っているのに肺癌は年々増えてると
喫煙者の減少と健康被害の減少にはタイムラグが生じる。
長年喫煙を続けてきた人がやめても、肺癌のリスクは、一度も煙草を
吸ったことのない非喫煙者と同等にまでは下がらない。
(吸い続けるよりははるかにマシだが)
健康被害を考慮していち早く禁煙運動を展開したアメリカでも、その効果が
現れるまでに25年かかった。
従って、一足遅れを取った日本では、喫煙者数の減少による肺ガン死亡者数の
減少が見られるようになるにはもう少し時間がかかると予想されている。
また、逆に日本では、戦後の喫煙率の急上昇の成果(?)が、遅れる形で
今現れて、肺癌で亡くなる人の急増につながっているという事情もある。
そして、肺癌を含むあらゆる癌による死亡者数が増えた最大の原因は、
医療の発達や栄養状態・衛生環境の改善によって日本人の平均寿命が
大幅に延びたことにある。
癌の発生要因で最大のものは「加齢」であり、高齢者が増えれば増える程、
ありとあらゆる癌の発生率が高くなることは致し方ない。
昔の人は、単に癌になる前に、脳出血や結核、肺炎などで若くしてバタバタ
死んでしまっために癌の発生率が低かったに過ぎないのだ。
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