●「卵をたくさん食べるのは悪」は間違い! 固定観念を捨て、1日3~5個の卵を食べよう!
肉は、動物性タンパク質で体内での利用効率が高く、300gと少量でも
1日に必要なタンパク質を満たすことができます。
それゆえ、高齢者ほど肉を積極的に食べてほしいところですが、
噛む力が弱くなると肉を食べるのがツラいという人は多いはずです。
そのような高齢の患者さんに私がおすすめしているのが、卵です。
卵は1個あたり約10gもの動物性タンパク質が含まれるため、
効率よくタンパク質を摂ることができます。
加えて卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養成分をすべて含んでいる
「完全栄養食品」と呼ばれる理想の食品です。
特に、タンパク質の一種「アルブミン」という成分を卵は豊富に含んでいます。
アルブミンは血液に含まれるタンパク質の約60%を占めていて、筋肉や血管、
骨の生成をサポートする作用をもっていますが、高齢の方は不足しがちな成分です。
私はいつも患者さんに、1日、3〜5個の卵を食べることをすすめていますが、
患者さんのなかには
「そんなに食べたらコレステロールが増えてしまわないですか?
いつも1日1個で我慢しているんですよ」
と、不安げな表情を浮かべる人が多くいらっしゃいます。
でも、安心してください。
実は、卵がコレステロールを増やすというのは誤解です。
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