昔、ロボトミー手術を受けた精神病患者が、
医師の妻と母親を怨みで殺害する事件があったこと等もあって、近年の日本や世界では、
精神外科医療を人権問題上からの禁忌扱いとして行く方向性が固まっているのだけれども。
それと共に、精神外科的病理現象の存在性自体を否定するような思い込みまでもが蔓延し、
心と体を全く別個のものとして扱う同調圧力までもが広まってしまっているのである。
フィクション漫画の「ブラック・ジャック」などでも、精神外科を取り上げた話が発禁扱いに
なっていたりするようにも、並みのエログロをも上回る絶対の禁忌扱いというのが近年の風潮なのだが。
不可逆的な上に大きな副作用を伴う、西洋医療における精神外科が大変な危険性を
帯びているのには違いないが、始めから副作用を徹底的に排して行く東洋医学的な手法によっては、
心身統一(ヨガ)系の行法こそが、精神外科的でありながらも有益無害な好影響をもたらし得るもの。
そんな特別な行法に限ったことではなく、ただ心身統一の心がけがあるだけでも、人間という生き物は
大いなる健康の増進が見込まれるのだけれども、精神外科の禁忌扱いと共にそのような心がけまでもが人々から
遠ざけられて、発達障害や躁鬱や統失などの数多の疾患を無益に招くこととなってしまっているようなのである。
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