>>19 近年のアメリカでは「貧困層ほど太っている」というパラドックスがもはや常識になっていて、
その原因は、やはり糖質に偏った食事だと言われているね。
富裕層は新鮮な肉・魚や野菜中心のヘルシーな食生活だが、それらの食材は高価なうえに腐りやすいので、
貧困層にはなかなか手が出せない。
いきおい、カロリー当たりの単価が安くて賞味期限も長いシリアルやマカロニなどの加工炭水化物食品で
腹を満たすことになってしまう。
例えば、100kcalのエネルギーを摂取するのに、玉ねぎで160円程度、レタスやトマトなら460円以上もかかるが、
小麦粉や米なら7~10円、食パンなら17円程度、即席麺なら20円程度で済む。
ポテトやトルティージャなどのチップス菓子も、100kcalを20~30円程度で賄える。
米国糖尿病学会(ADA)が行なった調査でも、貧困者層の多い地域は裕福な地域より肥満率が145%高い
というデータがある。
ハーバード大学の研究でも、ホームレスのうち、肥満指数が標準体重を下回ったのは僅か1.6%で、
65.7%は肥満気味、さらにその半数に当たる32.3%は明らかな肥満だった。
日本でも、厚生労働省の「生活保護受給者の健康管理の在り方に関する研究会」(2014年)によれば、
ある自治体調査で、生活保護受給者の肥満率(BMI25以上)が、男女共に全国平均より高く、
糖尿病などの疾患の割合も高いという事例が報告されている。
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