元NSCA(National Strength and Conditioning Association)理事で、国際スポーツ栄養学会(ISSN)の
会長かつ共同設立者のJose Antonio氏は、「高たんぱく質食が腎臓に良くない」と、証拠や根拠もないまま
30年ほど前から言われていたことに決着をつけたいと思い、高たんぱく質食についての研究を始めました。
「私はトレーニングを積む大学生の被験者が、たんぱく質の過剰摂取をするとどうなるか実験しました。
トレーニング方法は従来と変わらず行い、1日4.4g/kgを摂取し、体組成、体重、除脂肪量、脂肪量が
タンパク質を過剰摂取する前と比べてどのように変化をするかを調べました。
1日4.4/kgというのは、かなり高いたんぱく質の量になります。
これだけのたんぱく質を摂ろうと思えば、1日ドーナツ4個を余分に食べるほどのカロリー数になります。
そしてこの研究の結果分かったことは、たんぱく質を過剰摂取しても『何も起こらなかった』つまり、
体組成、体重、除脂肪量、脂肪量にはなんら大きな影響は与えなかったと考えられます。
トレーニングの量や強度を変えない限りは、たんぱく質は体組成に影響を与えないということが分かったのです。」
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