厚生労働省の指針としては、成人男性の一日のタンパク質推奨摂取量は60gとなっています。
これは体重1kgあたりにして0.9g程度です。
しかし私たちは、ストレスに出会うとそれに対抗しようとしてエネルギーを作りだそうとします。
このときには、身体のタンパク質が分解されてエネルギー源となってしまいます。
もちろん運動もストレスとなり、運動強度が高くなるほどタンパク質必要量は増加します。
なお試合後のラグビー選手を調べたところ、筋肉を分解するホルモンであるコルチゾルが急激に増加していました。
数値にして試合終了12時間後に56%、36時間後に59%の増加。そして60時間後も34%増加したままでした。
これら数々の原因により、結局タンパク質の必要量が増えてしまいます。
数多くの研究によって、ハードな運動をする場合は一般的な量の2倍以上のタンパク質が必要だとされています。
Butterfieldらによれば、非常にハードにトレーニングする場合は体重1kgあたり、2.2gが必要だとしています。
また「現在の推奨摂取量は古い技術に基づいて定められたもので、摂取量を見直す必要があり」、
「食間に25〜35gの高品質なタンパク質を摂取することが筋肉の健康を維持するために推奨される」とともに、
「肥満者の場合はタンパク質の摂取比率を高める(25%程度)と良い」と結論づけた報告もあります。
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