もちろん腎臓に負担はかかるが、それを言ったら何でもそうなる。
「糖質摂ったら膵臓に負担かかるよね」「じゃあ糖質って体に悪いよね」
ということになってしまう。
「尿素窒素が異常値」というのは、腎臓病でない人でもよくある。
前の日にステーキを食べるとか、タンパク質を過剰摂取すれば、
血中BUNは絶対高くなる。
ただし、腎臓の働きが正常であれば、それがギューッと正常値まで下がる。
摂り続ければ高値のままで、数値上は異常値のままだが、だからといって健康上、
問題があるわけではない。
そのため、ちゃんとした医師であれば、誤診を防ぐために、
「本当の腎臓病でBUNが高くなってるのか」、それとも、
「外的にタンパク質を取ったことによってBUNが高くなっているのか」
を見極める目的で、“クレアチニンクリアランス”とかいろんな検査をやって、
本当の腎臓の姿をあぶり出す。
タンパク質をたくさん摂れば血中BUNは必ず上がるが、
その上昇に耐えるように腎臓が機能して排出していれば問題ない。
そのれによって腎機能が悪化することもない。
BUNが異常値が出てきたとしても、「昨日の夕飯どうだった?」とか、
いろんな問診をして、「あ、これは“偽陽性”だな」となって、
「異常なし」という診断書が書かれる場合が多い。
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