つまり、脳の成長に必要なアラキドン酸とドコサヘキサエン酸は食事から摂取しなければなりませんが、
この2つの脂肪酸は植物性食物には少ししか含まれていません。
アラキドン酸は肉、ドコサヘキサエン酸は魚の脂に多く含まれています。
オランウータンやゴリラやチンパンジーは今でも熱帯の密林に生息し、
いずれも植物性食物の多い食事をしています。
基本的には雑食で、昆虫や鳥類の卵や小型哺乳類など動物性食物も食べますが、
主体は果実や植物の葉や芽や根など糖質の多い食事です。
氷河期の氷期の間も、アフリカやアジアの暖かい地域にわずかに残っていた森林で生き延びたと思われます。
しかし、森に残ったために人類のような進化をとげられなかったと考えられています。
人類も森林に住んでいたころは植物性の食糧、つまり糖質の多い食事でした。
人類が肉食になったのは、約250万年前から氷河期が始まったからです。
【人類は氷河期に肉食になった】
オランウータンやゴリラやチンパンジーのような類人猿から初期人類(猿人)にいたる1000万年以上の年月において、
私たちの祖先はアフリカの森林に生息し、主に植物性の食物を食べていました。
約440万年前に現在のエチオピアの地域のジャングル(密林)に生息していた初期人類のラミドゥス猿人の食事は、
木の葉や果実やベリー類など軟らかい植物性食物が主体でした。
歯の構造から硬い植物を食べるようには適応していなかったようです。
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