1食分の肉の栄養成分は、タンパク質が100gから140g、脂肪分が200gから300g、
そして、糖質が7gから12gであった。
カロリー比でいうと、タンパク質15〜25%、脂肪75〜85%、そして糖質1〜2%である。
この糖質については、主に肉に含まれるグリコーゲンによるものであり、一見してこの食事は
「低糖質」というよりも「ゼロ糖質」ダイエットである。
(中略)
1年間の実験観察が終了し、行われた検査では、2人共に実験中は健康であった。
論文によれば:
2人については、本人たちの証言および検査結果から、精神的および肉体的な面における
活力や元気の低下はなかった。
彼らの歯は全く悪化しておらず、以前あった歯肉炎はすでに治っていた。
ただ、ステファンソンについては、歯に付着する歯石の量が増えていた。
便通については正常だった。
2人は、実験当初から太ってはいなかったし、減量はこの実験の目的ではなかったのだが、
結果的に一年のうちに、数ポンド(2、3Kg)ほど体重が減った。
一日のカロリー摂取量が2,000Kcalから3,100Kcalにも上っていたにもかかわらず、
である。
2人とも、実験中はほとんど体を動かすことのない生活であったが、このかなりのカロリーの
食事を食べ続けても、太ることはなかった。
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